迫力のある音で聞きたいと思ったらスピーカーは必需品ですが、一般的な物は床やテーブル等場所を取るので困ります。
そのようなとき壁掛けスピーカーというものが有ります。
一般的なものは奥行きが20センチから30センチ位あるものもあるので、場所を確保するのが大変ですが壁掛けなら奥行きが10センチ程度なので場所を気にする必要はありません。
そのことは置く場所にかかる費用が得することになります。
だからプロジェクターやホームシアター用としても人気が集まっています。
存在感がないので画面に集中できるというのも嬉しいです。
一般的なものは置く場所との共鳴による音質低下が起こりやすいということがありますが、壁に掛けるタイプならその心配はいりません。
そればかりか部屋全体に音を響かせるようなことも可能です。
スピーカーには音を鳴らすためにアンプが必要なものとすでに中にアンプが入っているものがあります。
最近はBluetoothのものに人気が集まっています。
スピーカーにはいくつかの種類があります。
フロア型と呼ばれるものは比較的大型で床置きを前提に設計されていて、スピーカーの振動が底面を通じて直接床に伝わります。
振動する面積が大きいため、豊かな低音が得られることが特徴です。
これに対してブックシェルフ型と呼ばれるものは小型で、名前の通り本棚の中に置くことを前提に設計されています。
フロア型ほどの豊かな低音は得られませんが、本が満載の本棚であれば本そのものがバッフル面として機能するので、立ち上がりのよい低音と明瞭な中高音を得ることができます。
フロア型でなくても床面に置くことは可能です。
ブックシェルフ型を床置きにする場合はサイズが小型であるため、ツイーターの位置がリスニングポジションよりも下になり、明瞭な中高音を聞くことができません。
この場合はスピーカーの下部にインシュレーターと呼ばれる振動吸収材を複数置いて上向きとすると、聞く人の耳に中高音が直接届くようになります。
加えて、インシュレーターによって適度な量の低音も得ることができます。